トロイの古代遺跡観光の拠点! チャナッカレのおすすめスポット17選
皆さん、どうも、海が大好きなヤヤちゃんです!
トルコのマルマラ地方にある、古代にさかのぼる数千年の豊かな歴史があるチャナッカレ。
第一次世界大戦では戦いの舞台にもなるなど、トルコ共和国の建国のために重要な役割を果たした場所です。
かつて戦争が繰り広げられたこの地域には、歴史的な博物館や記念碑などがあり、今も毎年何百万もの観光客が訪れます。
今回の記事では、そんなトロイの古代遺跡観光の拠点となるチャナッカレの美しい観光スポット17選をご紹介していきます。
1‐コードン(Kordon)
チャナッカレの中心部にあるチャナッカレコードンは、街の有名なシンボルであるトロイの木馬があるため、市内で最も人気のある観光エリアの1つです。
この巨大な木製の像を囲む花畑で、夜のダルダネレス海峡の景色が楽しめます。
もしコードンを訪れたらあなたもぜひ、壮大な海の景色を眺めながら、夜の散歩を楽しんでみてくださいね。
2‐トロイの古代都市 (Truva Antik Kenti)
ホメロスの有名な戦争叙事詩『イーリアス』に書いてある、古代世界で最も偉大な戦争の1つである「トロイ戦争」。
その舞台となったのがこのトロイの古代都市です。
紀元前3000年にもさかのぼる歴史を誇り、1998年にはユネスコの世界遺産に登録されたこともあって、毎年何十万人もの観光客が訪れています。
また、世界で最も重要な考古学的発掘現場の1つでもあるため、印象的な彫像や浴場、古代の劇場や岩に刻まれたレリーフ、古代都市の碑文の間など、さまざまな歴史的な冒険が楽しめるのもこの地の魅力です。
実際に、古代都市の入り口に設立されたトロイ博物館には数多くの作品が展示されています。
3‐アイナル・チャルシュ(Aynalı Çarşı)
アイナル・チャルシュは、有名なスパイスバザール (Mısır Çarşısı) を模倣して、1889年に建てられたアーケード型の市場です。
チャナッカレの商業の中心地の1つで2014年に復元され、現在は、街の重要なシンボルの1つとなっています。
地元の製品や手工芸品、お土産屋さんなど全57軒のお店が並んでおり、そのほか赤い石で作られた印象的な建築物やアーチ型のドア、エンボス加工された花柄の壁飾りなど、建築物としても非常に見どころのある造りとなっているのが特徴です。
İnönü Caddesiのバザールは、毎日8:30〜19:00まで営業しています。
ぜひチャナッカレまで来たらアイナル・チャルシュに立ち寄って、地元の名産品を購入したり、印象的な建築物を楽しんだりしてみてくださいね。
4‐ギョクチェ島 / ギョクチェアダ島 (Gökçeada)
サロス湾の入り口にある「ギョクチェ島」は、海岸線が90キロメートルを超えるトルコ最大の島です。
青い海と緑豊かな自然に囲まれた静かで美しい場所で、さまざまな観光施設や宿泊施設があるため、毎年何十万人もの人々がバカンスのために訪れます。
夏のシーズンなら、ギョクチェ島行きのフェリーは1時間おきに出航。
また、飛行機で行くことも可能ですよ。
現地の新鮮な魚やアーモンドクッキー、マスティックカスタードなどをぜひお試しください。
5‐ボズジャ島/ボズジャアダ島 (Bozcaada)
トルコで3番目に大きい島である、エーゲ海地方にあるボズジャ島は、チャナッカレで最も人気のある観光の中心地の1つ。
毎年、何十万人もの人々が訪れる落ち着いた雰囲気の街で、歴史的なオスマン帝国の邸宅や色とりどりの漁船が見られます。
ここにある高品質なホテルで優雅な休日を過ごすのも素敵ですね。
そんなボズジャ島にはブドウ園もあるため、美味しいブドウとワインも有名です。
また、人気のアヤズマビーチとゲイクリビーチでは、真っ青な海を楽しむことができます。
古くから営んでいる海辺の居酒屋で壮大な景色を眺めながら、新鮮なシーフードや島のワインをゆっくり味わってみてくださいね。
6‐アヤズマピナーリ自然公園 (Ayazmapınarı Tabiat Parkı)
バイラミチュ地区の境界内に位置するアヤズマプナル自然公園では、街の喧騒から離れて自然に囲まれた1日を過ごすことができます。
美しい滝や小川、森に構える大邸宅や松林の散歩道など、澄んだ綺麗な空気の中で大人も子供もリフレッシュできること間違いなし。
栗、樫の木、菩提樹に囲まれた公園を散歩していると、カズ山の38種の固有植物を見ることもできます。
また、公園内にはカントリーガーデンやピクニックエリアもあるため、四季折々の美しい風景を眺めながら、綺麗な写真を撮ることも可能です。
7‐ギュゼルヤルビーチ (Güzelyalı plajı)
ギュゼルヤルビーチは、チャナッカレの中心部から約15キロメートル離れたところにある真っ白なビーチです。
チャナッカレから公共交通機関で簡単にアクセスでき、周辺にはピクニックエリアや子供の遊び場、シャワーや更衣室などのほか、海の景色が望めるブティックホテルやアパートホテルなどもあります。
夏のシーズンになるとビーチは10:00からオープンし、深夜まで無料で一般公開。
いくつかのウォータースポーツも楽しむことができる、絶好の遊び場です。
8‐ダルダノスビーチ (Dardanos Plajı)
ダルダノスビーチは、チャナッカレの中心部から車で20分離れたパブリックビーチで、海辺にはいくつかのリゾートがあります。
ビーチ周辺には傘やサンベッドを借りることができるホテル、観光施設、ピクニックエリア、ウォータースポーツセンターなどもあります。
チャナッカレは、トルコの風が最も強い街の1つ。
このため、ここでウィンドサーフィン、セーリング、カイトサーフィンなどにも適しているといわれます。
澄んだ海でシュノーケリングをすることも可能です。
9‐キリトバヒル城 (Kilitbahir Kalesi)
トルコで最も美しい城の1つであるキリトバヒル城は、エジェアバト地区の小さな村のキリトバヒルに位置しています。
皇帝ファティスルタンメフメトによって建てられた魅力的な建築作品で、ダーダネルス海峡を見下ろす位置に建てられました。
オスマン帝国の他の城とは異なり、三葉のクローバーの形をしているのが特徴です。
1980年に文化財として登録され、2013年に復元。
城内の部屋からは、ダルダネレス海峡のきれいな写真を撮ることができます。
そんなキリトバヒル城には、チャナッカレのゲスタシュ(Gestaş Feribotu)からフェリーボート、またはバスで簡単にアクセスが可能です。
夏は09:00〜19:00まで、冬は8:00〜17:00まで、月曜日を除く毎日開館していますので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
10‐ガリポリ半島(Gelibolu)
チャナッカレ戦争における殉教者の記念碑や墓地など、さまざまな歴史的遺物があるガリポリ半島。
ダーダネルス海峡に面した美しい景色が魅力で、そこにあるガリポリ半島歴史国立公園には毎年300万人以上が訪れます。
チャナッカレの中心部からの距離は約48キロメートルで、バスで1時間くらいでアクセスが可能です。
11‐トロイの木馬(Truva Atı)
ギリシャとトロイアの「トロイ戦争」の舞台となったチャナッカレ。
毎年何十万人もの外国人観光客が、古代都市トロイの遺跡を求めてその地を訪れています。
そんなチャナッカレを象徴する、世界中でも有名なシンボルの1つである木製のトロイの木馬像は、チャナッカレの海岸通りにあります。
有名な作家ホメロスによると、10年以上続いたトロイ戦争の終焉をもたらしたトロイは、伝説の英雄オデュッセウスによる発案だそうです。
12‐チャナッカレの港 (Çanakkale İskele Meydanı)
チャナッカレの港は、私が個人的にお気に入りの観光地の1つ♪
遊歩道に沿って歩くと、海沿いのウォーキングコースやサイクリングコースがあります。
日中賑やかな場所で、港の近くには「チャナッカレ海軍博物館」もありますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
13‐ラプセキ(Lapseki)
ラプセキは、2500年の歴史を持つチャナッカレ海峡の重要な集落の1つです。
チャナッカレの中心部からは約33キロメートル離れており、その街並みはまるで野外博物館のよう。
1345年に建てられたオスマン建築の「スレイマンパシャモスク」や「ラプセキ殉教」や「チャルダックアルバーヌ殉教(Çardak Arıburnu Şehitliği )」などがあります。
14‐オズギュルルック公園(Özgürlük Parkı)
壮大な海のパノラマを眺めることができる、35,000平方メートルの広さを有するオズギュルルック公園。
エセンレル地区に位置しており、公共交通機関やタクシーなどを使って簡単にアクセスすることが可能です。
遊歩道や広い緑の芝生エリア、子供の遊び場などがあり、さらに公園内には、トロイ古代都市のミニチュアとダーダネレス戦争のレリーフが展示されています。
そのロマンチックな夕日の景色から、「恋人の谷(Aşıklar Tepesi)」と呼ばれることもある美しい場所です。
綺麗な景色を眺めながら、夜の散歩やスポーツなど、それぞれの楽しみ方で大切な人と素敵な1日を過ごしてくださいね。
15‐チャナッカレ殉教者記念碑 (Çanakkale Şehitlik Anıtı)
チャナッカレを旅行するなら、「ガリポリ半島歴史国立公園」にある「チャナッカレ殉教記念碑」は訪問必須!
ガリポリ半島の歴史で命を落としたトルコの兵士を記念して建てられた記念碑で、1954年に建設が始まり、1960年8月21日に一般公開されました。
その大きさは、高さ41メートル、平面図にして25 x 25メートル!
ローマの凱旋門のデザインで建てられた独特なデザインは、メフメトチク(獅子たるトルコ兵)の最初の文字の「M」を象徴しています。
天井にトルコ国旗がモザイクで刺繍された記念碑には、メフメト・アキフ・エルソイのチャナッカレ殉教者という詩が刻まれており、さらにその入り口には、1934年にこの地で命を落とした外国人兵士について、ムスタファケマルアタチュルクが語った有名な言葉も記されています。
記念碑を訪れた後は、ガリポリ半島歴史国立公園内にあるそのほかの記念碑やバイザー、城、胸壁の間などもぜひ散歩してみてくださいね。
16‐トロイ博物館 (Troya Müzesi)
トロイの古代都市の入り口に位置するトロイ博物館は、トルコで最も重要な考古学博物館の1つです。
2018年に一般公開され、多くの伝説を残した古代都市トロイと、その周辺で発掘された何千もの貴重な工芸品が展示されています。
3000 平方メートルの展示ホール、11,200 平方メートルの閉鎖エリア、壮大な石細工が展示されている庭園から構成されており、歴史と考古学を愛する人ならぜひ一度訪れるべき場所だといえるでしょう。
また、トロイ美術館のコレクションでは、新石器時代から青銅器時代、鉄器時代までの出土品が揃い、そのほかにも図面や碑文、軸、切断ツール、彫刻、セラミック、金属製の鍋、武器など、見応えのあるさまざまな展示品を見ることができます。
夏は9:00〜20:00、冬は9:00〜18:00の間に入場可能で、チャナッカレの中心部から出発するバスで簡単にアクセスすることが可能ですよ。
17‐アッソス遺跡 (Assos Antik Kenti)
ベフラムカレ村の近郊にあるアッソス遺跡は、トロイの古代都市と同様、観光客が多く訪れる古代都市の一つです。
紀元前900年頃に建てられ、古代の有名な思想家の一人である「アリストテレス」も長年住んでいた場所として有名。
アリストテレスはここで哲学の学校を設立し、当時は文化・芸術・科学における重要な中心地の1つでもありました。
そんなアッソス遺跡では、現代となった今でも残っているとして有名なアテナ神殿や巨大な古代劇場を観光することができます。
ツアーの後は、古代都市の海岸で少し休憩するのも最高ですね!
歴史的な名所と自然の美しさ、両方を同時に楽しめることから、トルコの歴史や文化を観光するならアッソス遺跡はぜひ訪れてほしい場所です。
まとめ
今回は、トロイの古代都市など、長い歴史を誇るトルコの観光地、チャナッカレについて紹介しました。
トルコに来たらぜひチャナッカレを訪れて、その歴史や文化、自然の美しさを肌で感じてみてくださいね。