文化
2022/08/25

トルコ語を話しましょう

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こんにちは、響です。

私は、大学で日本語を専攻しているトルコ人で、様々な国の文化や言語に興味があります。
授業で習った知らない言語や面白い単語を、他の言語と比較したり、友達と教え合ったりする時間は、私にとって本当に楽しくて有意義な時間です。

言語を習得することで、他国の人とのコミュニケーションを円滑にしたり、その国の文化を知れたりするので、言語習得は世界と繋がるうえで一番大切だと言えるでしょう。

そこで今回は、トルコ語での簡単な自己紹介や挨拶、トルコ旅行で使える基本的フレーズをまとめてご紹介します。

トルコ語で挨拶する時のフレーズ

まずは簡単な挨拶とお礼の言葉を見ていきましょう。

“Merhaba”(メルハバ)

“Merhaba” (メルハバ)は、「こんにちは」という意味です。
「はじめまして」という意味もあるので、知り合いや友達、初めて会う人にも幅広く使えます。
「メラバ」と略して言うことが多いです。

“Selam”(セラム)

“Selam” (セラム)も「こんにちは」という意味ですが、すこし親しい雰囲気の挨拶です。
友達や仲が良い人に使うのをお勧めします。

“Günaydın”(ギュナイドゥン)

“Günaydın”(ギュナイドゥン)は、「おはようございます」という意味です。
朝挨拶する時に、よく使います。

“İyi günler”(イイ・ギュンレル)

“İyi günler”(イイ・ギュンレル)は、昼の挨拶の「こんにちは」と似た意味を持ちますが、少し違います。
「良い一日を」という意味もあるので、出会った時だけでなく、別れの時にも使えます。

“İyi akşamlar”(イイ・アクシャムラル)

“İyi akşamlar”(イイ・アクシャムラル)は、「こんばんは」という意味を持ちますが、「良い夕方を」や「良い夜を」という意味もあります。
上記の「イイ・ギュンレル」と同じように、出会った時と別れの時に使えるフレーズです。

“İyi geceler”(イイ・ゲジェレル)

“İyi geceler”(イイ・ゲジェレル)は、「良い夜を」と「おやすみなさい」という意味があります。
寝る前や夜別れる時に使う挨拶です。

“Görüşürüz”(ギョルシュルズ)

別れのフレーズです。
“Görüşürüz”(ギョルシュルズ)は「また会いましょう」という意味。
近いうちに、会ったり連絡を取ったりする予定の人に使います。

“Hoşça kal”(ホシュチャ・カル)

こちらも別れのフレーズです。
“Hoşça kal”(ホシュチャ・カル)は「さようなら」という意味。
近いうちに、会ったり連絡を取ったりしなさそうな時に使います。

“Bay bay”(バイバイ)

“Bay bay”(バイバイ)は、日本語の「バイバイ」と同じ意味です。
基本的に、親しい人や友達に使います。

“Nasılsınız?”(ナスルスヌズ?)

“Nasılsınız?”(ナスルスヌズ?)は、「お元気ですか?」という意味です。
相手の調子を聞くフレーズですが、会話のきっかけとして使う事が多いので、日常的によく使われます。

親しい友達には、“Nasılsın?”(ナスルスン?)を使うことが多いです。

“İyiyim”(イイイム)

“İyiyim”(イイイム)は、「私は良いです」という意味です。
「ナスルスン?」の返事として良く使うフレーズなので、「私は元気です」という意味でよく使われます。
トルコ語の “İyi”(イイ)、日本語の「いい」とほとんど同じ意味です。

“Teşekkür ederim”(テシェッキュル・エデリム)

“Teşekkür ederim”(テシェッキュル・エデリム)は、「ありがとうございます」という意味です。
お礼を言う時に使います。
日常会話では、“Teşekkürler” (テシェッキュルレル)と略して使うことが多いです。

“Rica ederim”(リジャー・エデリム) / “Bir şey değil”(ビル・シェイ・デイル)

“Rica ederim”(リジャー・エデリム)は、「どういたしまして」の意味に近いです。
“Bir şey değil”(ビル・シェイ・デイル)は、「問題ありません」や「大丈夫です」という意味です。

どちらも、お礼を言われた時の返事として使います。

“Özür dilerim”(オズル・ディレリム)

“Özür dilerim”(オズル・ディレリム)は、「ごめんなさい」や「申し訳ありません」という意味です。
謝る時に使うフレーズで、親しい人や友達だけでなく、目上の人にも使えます。

“Affedersiniz” (アフェデルスィニズ) / “Pardon”(パルドン)

“Affedersiniz” (アフェデルスィニズ)と“Pardon”(パルドン)は、どちらも「すみません」という意味です。
軽く謝るときに使うフレーズで、日常的に良く使います。

ただし、「アフェデルスィニズ」は丁寧な言い方です。
友人などに使うときは“Affedersin” (アフェデルスィン)と言った方が、自然な言い回しになります。

トルコ語で自己紹介する時のフレーズ

トルコ語で自己紹介する時のフレーズ
次は、簡単なトルコ語の自己紹介を見ていきましょう。

“Adınız ne?”(アドゥヌズ・ネ?)

“Adınız ne?”(アドゥヌズ・ネ?)は、「お名前は何ですか?」という意味です。
丁寧な言い方なので、目上の人に聞く場合に使います。

“Adın ne?” (アドゥン・ネ?)と聞くと、親しみを込めた言い回しになります。

“Benim adım …”(ベニム・アドゥム…)

“Benim adım …”(ベニム・アドゥム…)は、「私の名前は…」という意味です。
“Benim adım Hibiki”や“Benim adım Tanaka”という風に使います。

“Ben…”(ベン…)と略して使うと「私は…です」という意味になります。
“Ben Hibiki”や“Ben Tanaka” という風に使います。

どちらも良く使われていて、意味に大きな違いはありません。
ただし“Ben…”は、自分の名前を言うときだけでなく、自分について何か言いたい時にも使えるフレーズです。

“Japonya’dan geldim”(ジャポンヤダン・ゲルディム)

“Japonya’dan geldim”(ジャポンヤダン・ゲルディム)は、「日本から来ました」という意味です。
「日本」は「ジャポンヤ」、「から」は「ダン」、「来ました」は「ゲルディム」を意味しています。

トルコ語と日本語は語順が一緒なので、単語を覚えてしまえば、文を作るのはそんなに難しくないでしょう。

“Ben Japon’um”(ベン・ジャポヌム)

“Ben Japon’um” 「ベン・ジャポンウム」は「私は日本人です」という意味です。

この場合の “Ben…”は、上記で説明したように、自分の名前を言う時ではなく、自分について何か話す時の意味です。
他にも、自ら動作を行う時や、自分の職業を言う時にも使います。

“Ben…”を使って職業を言うときの例文を紹介します。

  • “Ben öğrenciyim” (ベン・オーレンジイム) / 「私は学生です」
  • “Ben öğretmenim” (ベン・オーレットメニム) / 「私は教師です」
  • “Ben şirket çalışanıyım” (ベン・シルケット・チャルシャヌユム) / 「私は会社員です」
  • “Ben mühendisim”(ベン・ミューヘンディスィム) / 「私はエンジニアです」

“Tanıştığımıza memnun oldum”(タヌシュトゥームザ・メムヌン・オルドゥム)

“Tanıştığımıza memnun oldum”(タヌシュトゥームザ・メムヌン・オルドゥム)は、「あなたと出会えて嬉しい」、「あなたと出会えて良かった」という意味です。
初めて出会った人に使います。
日本語の「よろしくお願いします」と同じ役割で使用されます。

トルコ旅行で使えるフレーズ

次は、トルコ旅行で使える基本的なフレーズを見ていきましょう。

“… nerede?” (…ネレデ?) / “…’e nasıl gidebilirim?”(…エ・ナスル・ギデビリリム?)

“… nerede?” (…ネレデ?)は 「…はどこですか?」という意味です。
「スルタンアフメットはどこですか?」と聞きたい時に、“Sultanahmet nerede?” (スルタンアフメットネレデ?)という風に使います。

“…’e nasıl gidebilirim?”(…エ・ナスル・ギデビリリム?)は、「…へどうやって行きますか?」という意味です。
日本と語順は一緒なので、「エ」は「へ」、「ナスル」は「どうやって」、「ギデビリリム」は「行きます」を表しています。
「スルタンアフメットへどうやって行きますか?」と聞きたい時は、 “Sultanahmet’e nasıl gidebilirim?”(スルタンアフメットエ・ナスル・ギデビリリム?)と言います。

“…’e nasıl gidebilirim?”(…エ・ナスル・ギデビリリム?)の「エ」は、前の母音によって「ア」や「ヤ」などに発音が変わる時もあるので注意が必要です。

“Bu ne kadar?”(ブ・ネ・カダル?)

“Bu ne kadar?”(ブ・ネ・カダル?)は、「これはいくらですか?」という意味です。
買い物の時によく使うフレーズです。

“Ne önerirsiniz?”(ネ・オネリリスィニズ?)

“Ne önerirsiniz?”(ネ・オネリリスィニズ?)は、「おすすめは何ですか?/何をおすすめしますか?」という意味です。
レストランやお店で良く使います。

“… var mı?”(…ヴァル・ム?)

“… var mı?”(…ヴァル・ム?)は、「・・・はありますか?」という意味です。
「これの他の色はありますか?」と言いたい時は、“Bunun başka rengi var mı?” (ブヌン・バシュカ・レンギ・ヴァル・ム?)という風に使います。
買い物するときなどに良く使うフレーズです。

“… alabilir miyim?”(…アラビリル・ミイム?)

“… alabilir miyim?”(…アラビリル・ミイム?)は、「…をいただけますか?」という意味です。
「ケバブをいただけますか?」と言いたい時は、“Kebap alabilir miyim?”(ケバプ・アラビリル・ミイム?)という風に使います。
何かを買うときや注文するときに使うフレーズです。

“Hesap lütfen”(ヘサップ・リュトゥフェン)

“Hesap lütfen”(ヘサップ・リュトゥフェン)は、「お会計をお願いします」という意味です。

“… lütfen”(…リュトゥフェン)は、「…をお願いします」または「…をください」という意味で、上記の「…アラビリル・ミイム?」と同じように使えます。
「ケバブをいただけますか?」と言いたい時は、“Kebap lütfen?”(ケバプ・リュトゥフェン?)という風に使います。

“Bu nedir?”(ブ・ネディル?)

“Bu nedir?”(ブ・ネディル?)は、「これは何ですか?」という意味です。

“Fotoğraf çekebilir miyim?”(フォト―ラフ・チェケビリル・ミイム?)

“Fotoğraf çekebilir miyim?”(フォト―ラフ・チェケビリル・ミイム?)は、「写真を撮ってもいいですか」という意味です。

旅行先には撮影禁止の場所などもあるので、撮影をしてもいいか確認する時に使います。

“Japonca biliyor musun?” (ジャポンジャ・ビリヨル・ムスン?) / “İngilizce biliyor musun?”(インギリズジェ・ビリヨル・ムスン?)

“Japonca biliyor musun?” (ジャポンジャ・ビリヨル・ムスン?)は、「日本語が分かりますか?」という意味です。
「英語が分かりますか?」と聞きたい時は、“İngilizce biliyor musun?”(インギリズジェ・ビリヨル・ムスン?)と言います。

旅行をしていて、トルコ語でのコミュニケーションが難しい時に使えるフレーズでしょう。

トルコ語ならではのフレーズ

最後に、日本語にないフレーズをご紹介しようと思います。
それはくしゃみをしたときのやり取りで使うフレーズです。

トルコならではのやり取りですが、トルコの日常生活ではよく使うので、覚えておきましょう!

“Çok yaşa”(チョック・ヤシャ) / “İyi yaşa” (イイ・ヤシャ)

トルコではくしゃみをした人に“Çok yaşa” (チョック・ヤシャ)や、“İyi yaşa” (イイ・ヤシャ)と言う風習があります。

“Çok yaşa”(チョック・ヤシャ)は「長生きしてね」、“İyi yaşa” (イイ・ヤシャ)は「元気で生きてね」という意味です。

“Sen de gör”(セン・デ・ギョル) / “Hep beraber”(ヘップ・ベラーベル)

くしゃみをした人は、「チョック・ヤシャ」と言われた時に、“Sen de gör”(セン・デ・ギョル)または“Hep beraber”(ヘップ・ベラーベル)と返事をします。

“Sen de gör”(セン・デ・ギョル)は、直訳すると「あなたも見てね」という意味です。
「長生きしてね」と言った人に対して、「あなたも私が長生きしていることを見られるほど長生きしてね」と伝えています。
つまり「一緒に長生きしましょう」ということです。

“Hep beraber”(ヘップ・ベラーベル)は、「みんなで一緒に」という意味です。
「みんなで長生きしましょう」、「みんなで元気に生きましょう」という意味が込められています。

まとめ

今回紹介する基本的なトルコ語のフレーズは以上です。
日本語に似ているフレーズや違うフレーズなど、比較してみていかがだったでしょうか。
なかには、発音が難しく見えるフレーズもあるかもしれませんが、練習したら意外と覚えやすいです。

旅行でトルコに来た時は、今回紹介したトルコ語を少しでも話してみてください。
さらに楽しい時間を過ごせたり、いい思い出を作れたりするでしょう。
旅行だけじゃなく、トルコ人とコミュニケーションを取る時にも役に立つと思います。
面白い会話ができると思うので、是非トルコ語を話してみてください。

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