一生のうちに一度は見てみたい!世界にある「美しいモスク」15選
どうも、ヤヤちゃんです!
みなさんは、モスクに行ったことがありますか?
トルコ語では「ジャーミイ」というモスクは、イスラム教徒には欠かせない、ムスリムたちがお祈りをする大切な場所。
建造物としての美しさだけでなく、さまざまな歴史を刻んでいるのも見どころです。
そこで今回は、世界中にあるモスクの中でも特に、「一生のうちで一度は見てみたいおすすめのモスク」15選をご紹介します。
1)ファイサル・モスク (パキスタン)
パキスタンの魅力にあふれるトルコ人建築家の作品、「ファイサル・モスク」。
パキスタンの首都イスラマバードにあるこのモスクは、ファイサル王の命令によって1976年から約10年間で建設されました。
ファイサルモスクは、パキスタンの古典的なモスクとは異なり、約10万人もの収容能力を誇っているため、大人数で同時に祈ることができる世界最大級のモスクです。
2)ウブディア・モスク (マレーシア)
マレーシア半島で最も美しいモスクといわれているのが「ウブディア・モスク」。
4本のミナレットと金色に輝くドームがある、世界で最も美しい礼拝所の1つです。
そんなウブディアモスクは、英国の建築家「アーサー・ベニソン・ハブバック」によって設計されました。
1913〜1917年の間に建てられたウブディア・モスクは、ゴシック建築様式。
建物の外観だけでなく、内観も繊細な装飾が施されており、個性的な美しさがあります。
3)チャムルジャ・モスク(トルコ)
トルコ共和国最大といわれている「チャムルジャ・モスク」の収容人数は約63,000人。
2003年から6年かけて、新古典主義建築様式で建設されました。
チャムルジャ・モスクには6本のミナレット(尖塔)があり、その高さは合計1071メートルです。
礼拝所だけでなく、美術館や図書館などもあるのが特徴で、さらにモスクの中庭からはボスポラス海峡の独特な景色を望むことができます。
4) 神戸・ムスリム・モスク(日本)
「神戸モスク」は、1935年に日本で最初に建てられたモスク。
チェコスロバキア出身で、日本でも多くの名作を残した建築家「ヤンヨセフシュヴァーグル」によって、インド・イスラム様式で設計されました。
洗練された地盤の構造により、阪神淡路大震災の強震にも耐え、今もなおモスクとして使われ続けています。
5) サルタン・モスク(シンガポール)
シンガポールのチャイナタウンにある仏教寺院の隣に位置する、「サルタン・モスク」。
その佇まいはまさに、シンガポールの多文化主義の象徴。
度見たら魅了されてしまうこと間違いなしの、壮大な美しさが魅力です。
6) メスキータ・モスク(スペイン)
スペインの中でも、昔アンダルシア州のウマイヤ朝の首都だったコルドバには、現在約600軒ものモスクがあります。
そんなコルドバにある、スペインに現存する唯一の大モスクが「メスキータ・モスク」。
メスキータ(Mezquita)は、スペイン語でモスクを意味するアラビア語 の「Masjid」に由来しています。
イスラム教とキリスト教の文化が融合した建築物でもあり、「モスク大聖堂」とも呼ばれる非常に重要な歴史的建造物です。
7) シェイク・ザイード・グランド・モスク(UAE)
UAEのアブダビにある「シェイク・ザイード・グランド・モスク」は、世界で6番目に大きいモスク!
UAEでは数少ない異教徒にも開かれたモスクで、2007年に一般公開。
イスラム文化を紹介するためだけでなく、他の宗教と交流を行うというのも公開された目的のうちの一つです。
そんなシェイクザイードモスクの建築には、トルコ、ニュージーランド、ドイツなど、さまざまな国から持ち込まれたものが使用されています。
8)クル・シャリフ・モスク(ロシア)
タタールスタンの首都であるカザンに位置する「クル・シャリフ・モスク」は、ロシアとヨーロッパで最大のモスクとして知られています。
カザン出身のイスラム教の礼拝の導師である「クルシャリフ」の名に由来したモスクで、16世紀に建設されました。
1552年には、当時イヴァン4世の支配下だったロシアの軍の攻撃に遭い、このモスクを守ろうとした導師クルシャリフとその生徒たちが殉教したという歴史があります。
この戦いでモスクは損害を受けましたが、 1996年に再建され、イスラム教のタタール人にとっては独立と自由の象徴となっています。
9) シュヴェツィンゲン・モスク(ドイツ)
ドイツ初のモスクである「シュヴェツィンゲン・モスク」は、トルコ人が多く住んでいるマンハイム市のシュヴェツィンゲンの町にあります。
シュヴェツィンゲン宮殿の庭園に位置しており、宮殿にはトルコ庭園のエリアがあるのが特徴です。
トルコ庭園のエリアでは1776〜1793年の間に、モスクの一部と2本のミナレットが建設されました。
10) イスティクラル・モスク(インドネシア)
世界で最もイスラム教徒の多い国、インドネシア。
そんなインドネシアの首都ジャカルタにある「イスティクラル・モスク」は、インドネシアにとって、重要性を持つ建築物です。
東南アジアで最大のモスクで、世界で4番目に大きいモスクとしても知られています。
インドネシアの独立を記念に建てられたため、アラビア語で「独立」を意味する「イスティクラル」と名付けられました。
11) ハズレット・スルタン・モスク(カザフスタン)
人口の約7割がイスラム教徒のカザフスタンには、さまざまなモスクがあります。
カザフスタン首都にあるハズレット・スルタン・モスクの高さは約77メートル。
高さ52メートルのドームと4本のミナレットを擁する、中央アジアにおいて2番目に大きいモスクです。
12) ハッサン2世モスク(モロッコ)
「ハッサン2世モスク」は、モロッコの大西洋沿岸の都市、カサブランカに位置しています。
遠くから見るとまるで白鳥が水に浮かんでいるように見え、 「メッカのアル・マスジド・ハラーム」と「メディナのアル・マスジド・ハラーム」に次いで、世界で3番目に大きいモスクとして知られています。
約210メートルもの高さを誇る、世界最大のミナレットが特徴的です。
また、同時に2万5000人が祈ることができる大きな礼拝堂を有しています。
13) ローマモスク(イタリア)
「ローマモスク」は、イタリアとヨーロッパ最大のモスク。
ローマの北部、イタリアの首都のローマで設計され、1995年に開堂しました。
イタリアにおけるイスラム文化の中心地となっており、葬式や結婚式などのイベントが開催されることも。
その面積は3万平方メートルで、約1万2000人もの人を収容することが可能です。
14) ジャミ・アス・ハサナル・ボルキア・モスク (ブルネイ・ダルサラーム)
「ジャメ・アス・ ハサナル・ ボルキア・モスク」は、東南アジアに位置し、「黄金の国」と呼ばれるブルネイにある国立モスクのうちの1つです。
20世紀後半に建設されたため、まだその歴史は浅いですが、その様式からはじゅうぶんブルネイ人の宗教的な生活をうかがい知ることができます。
ブルネイで一番大きいモスクで、約5000人もの人を収容できます。
15) ナスィーロル・モルク・モスク(イラン)
イラン南部シーラーズ市内にある「ナスィーロル・モルク・モスク」。
ムハメッド・ハサンの建築デザインであり、1876年〜1888年の約12年をかけて建設されました。
現地で「愛や平和、相互理解」を表す色だと信じられているピンクを主体としているのが特徴で、このため「ピンクモスク」や「カラフルモスク」、「レインボーモスク」や「カレイドスコープモスク」などと呼ばれることもあります。
シラズの古代モスクの1つで、日中は虹のように内部を照らすカラフルな窓が有名です。
それはまるで光と色彩が遊んでいるような光景で、多くの人がその美しさに魅了されます。
まとめ
この記事では、世界にある「美しいモスク」15選を紹介しました。
どのモスクも、一度見たら忘れられないほどの美しさを誇っていますよ。
興味を惹かれたものがあればぜひ、一生のうちのどこかで実際に見に行ってみてくださいね。