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2022/03/28

ロック好きなら一度は行っておくべき!トルコの音楽フェス3選

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どうも、ヤヤちゃんです!趣味は音楽鑑賞★
みなさんはどのジャンルの音楽が好きですか?
私はロックが一番好きで、ロックフェスにもよく行っています。

日本に「フジロックフェスティバル」があるように、実はトルコでも夏などの暑い時期には様々な地方で音楽祭が開催され、若者を中心に人気を集めています。

そこで今回はトルコのロック音楽の歴史や、トルコに来たらぜひ一度参加するべき音楽フェスなどを紹介していきます!

ロックの歴史

ロック音楽は、1940年代のロックンロールから発展した音楽ジャンルの一つです。

1960年代には、ポップとロックの音楽を作る「BEATLES」などの影響により、イギリスの文化が広がりました。

これは、「ブリティッシュ・インヴェイジョン」とも呼ばれる歴史的な出来事であり、ロックミュージックが発展し始めたきっかけでもあります。

実際、ここからロック音楽には短期間でいくつかのサブジャンルが作られ、トルコも含め多くの国が影響を受けました。

トルコのロック音楽の始まりは?

トルコのロック音楽の始まりと考えられてるのが、「アナドル・ロック」です。

「アナドル・ロック」は、ロック音楽の中でも当時、アメリカの西部で絶大的な人気を誇っていたサイケデリック・ロックと呼ばれるジャンルと、トルコのフォーク・ソングが組み合わさって誕生しました。

アナドル・ロックの有名ミュージシャンとしては、「バルシュマンチョ(Barış Manço)」や「ジェムカラジャ(Cem Karaca)」などがあげられます。

その後はトルコでも、フォーク・ロックやシンフォニック・ロック、ソフト・ロック、ハード・ロック、メタルなどのさまざまなジャンルの歌手やバンドが誕生。

1990年代にはオルタナティヴ・ロックやソフト・ロック、メタルなどのジャンルが流行し、特に「型にはまらない」「新しいロック」というニュアンスを持つオルタナティヴ・ロックは、今でも最も人気のあるジャンルの一つとなっています。

アナドル・ロックを代表するミュージシャン「バルシュ・マンチョ」

伝統的なトルコのフォークミュージックとアメリカのサイケデリックロック、そして「ブリティッシュインベイジョン」の影響を受けて誕生した「アナドル・ロック」。

そんな風にトルコでロック音楽を広めるきっかけとなったアナドル・ロックですが、その代表的なミュージシャンとして真っ先に名前が挙がるのは「バルシュ・マンチョ」でしょう。

バルシュ・マンチョの生涯

バルシュ・マンチョは、ガラタサライ高校とシシュリテラッキ高校で教育を受けた後、ベルギーの大学を卒業。

音楽を始めたのは高校時代からで、1962年には初の音楽アルバムを作りました。

初期の頃は英語の歌も自作していましたので、彼もまた、アメリカのロック音楽運動の影響を受けた若者のうちの一人だといえるでしょう。

1975年に発売された彼のファーストアルバムの名前は「2023」。
彼は、日本でライブをしたこともあり、1996年にはコンサートアルバムの「Live in Japan」がリリースされました。

彼が全生涯を捧げたバンドは合計で7つで、そのうちの2つでは外国人のメンバーと組んでいます。

そんなバルシュ・マンチョは1999年に心臓発作で亡くなりましたが、彼の歌は今もなお、多くの言語に解釈され、世界中の人に愛され続けています。

世界中で大きな成功を収めた「アナドル・ロック」

ロック音楽の歴史の中でも、ユニークなジャンルである「アナドル・ロック」は、トルコだけではなく、世界中でも大きな成功を収めました。

トルコのロック音楽を大きく成長させた人物としては、1970年代~1980年代にさまざまなスタイルの作曲で活躍したアーティストの「İlhan İrem」や「MFÖ」、「Bulutsuzluk Özlemi」「Whisky」などがあげられます。

今、トルコのロック音楽では何が流行してる?

1990年代になると、メタルやオルタナティブ・ロック、ソフト・ロック、パンクなどのジャンルが広がり、次々と新しいバンドが出現。

2020年代に突入した今では、他の国と同じようにトルコでも「オルタナティブ・ロック」が最も人気を博しています。

また、オルタナティブ・ロックだけでなく、ソフト・ロックやアコースティック音楽も人気です。

2010年代を代表するトルコのロックバンド

ちなみに2010年代に現れた代表的なトルコのロックバンドは以下の通りです。
バンド名の意味も面白いので、ぜひチェックしてみてくださいね。

「Büyük Ev Ablukada」→ 直訳:大きい家の離隔
「Dolu Kadehi Ters Tut」→ 直訳:いっぱいのグラスをひっくり返す
「Yüzyüzeyken Konuşuruz」→ 直訳:顔を合わせたら話しましょう
「Son Feci Bisiklet」→ 直訳:最後のやばい自転車
「Yaşlı Amca」→ 直訳:おじさん
「Adamlar」→ 直訳:男たち

また、近年では過去の偉大なアーティストたちのカバー曲も人気となっています。

ロック好きなら一度は行っておくべきトルコの音楽フェス3選

それでは最後に、ロック好きなら一度は行っておくべき、トルコで開催される音楽フェスを3つ紹介して終わりにしたいと思います。

1‐Zeytinli Rock Festivali (ゼイティンリ・ロック・フェスティバル)

2005年に始まった、毎年トルコの都市バルケスィルにて行われる音楽祭です。

約5日間にわたって行われ、音楽祭とキャンプを合わせた「キャンプフェスティバル」の文化を確立したことでも有名です。

毎年、75人以上ものさまざまな歌手や有名なバンドが出演。
現在でもトルコのフェスティバル愛好家が訪れるイベントとなっており、観客の動員数も20万人以上と大規模な音楽祭となっています。

2‐Çukurova Rock Festivali(チュクルオバ・ロック・フェスティバル)

2016年に始まって以来、毎年春または夏にアダナで開催されている音楽祭です。

「Duman」「Athena」「Manga 」「Şebnem Ferah」など、トルコの代表的な歌手・バンドが出演。
楽しい時間が過ごせること間違いなしの音楽祭だといえるでしょう。

3‐Kuşadası Gençlik Festivali(クシャダス・ロック・フェスティバル)

2016年からエーゲ海のクシャダスで開催されているロック・フェスです。

毎年さまざまな街から多くの人が参加しており、海沿いにテントを張って、好きな歌手やバンドの音楽を聴きながら楽しいひと時を過ごせます。

暑い夏をさらに盛り上げる、最高の夏フェスです!

ぜひ、あなたもトルコのロック音楽に触れてみて

今回は、トルコのロック音楽の今と昔、そしてロック好きがトルコに来たらぜひ訪れるべき音楽祭などについて紹介しました。

「音楽は国境を越える」とよく言われるように、音楽は文化や言語の壁を飛び越えて、世界中の人々の心を一つに繋げる力があります。

皆さんもぜひ、トルコのロック音楽を試しに聴いてみてくださいね。
もちろん機会があったら実際にトルコに来て、音楽フェスにも参加してみてください!

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