トルコのお酒事情について|国民酒「ラク」の歴史や飲み方など
トルコのお酒事情について|国民酒「ラク」の歴史や飲み方など
イスラム教徒の多いトルコですが、実はお酒を楽しめるお店がたくさんあることを知っていましたか?
この記事では、持ち込みや規制、お酒が飲める年齢などのトルコのお酒事情について解説していきます。
また、トルコの国民酒でもある「ラク(RAKI)」の歴史や飲み方、楽しみ方などについても紹介していきます!
トルコにはお酒を飲めるお店がたくさん!
トルコ人の大部分はイスラム教徒を占めていますが、他文化との交流が多いトルコではお酒に対する規制が比較的ゆるく、どこのお店でも基本的にお酒を飲むことができます。
政教分離(宗教上の規則を法律に持ち込まないこと)なので、お店でお酒を出してはいけない規制などもありません。
トルコで嗜まれているお酒は主に、ワイン、ビール、蒸留酒。特に、トルコは葡萄の生産量が多いのでワインがよく飲まれます。
トルコでお酒が飲める年齢は?
トルコでは18歳からお酒の購入、飲酒が認められています。
国外からの持ち込みはできる?
日本からトルコへのお酒の持ち込みは、以下の条件に当てはまるものであれば可能です。
・アルコール度数22度越え1リットルまで、22度以下は2リットルまで
アルコール度数が22度のお酒は主に、日本酒・ビール・ワイン・酎ハイなど。22度以上のものは、ウォッカ・ジン・ウイスキーなどの蒸留酒です。
トルコのお酒「ラク(RAKI)」とは?
トルコでよく飲まれるお酒の一つに「ラク(RAKI)」という蒸留酒があります。
「ラク」はトルコで生まれた蒸留酒で、ワインと同じブドウとセリ科の一種であるアニスを使って作られます。アニスは料理にも使われるスパイスで、ラクにもアニスの独特な風味があるのが特徴です。
アルコール度数は45度前後で、ブドウの代わりにイチジクで作られるものもあります。
ラクの歴史
一説によると、11世紀頃にはすでにラクが飲まれていたといわれています。
イスラム教の聖典である「コーラン」にはお酒を飲んではいけないと書かれている部分がありますが、コーランができた当初にはお酒といえばワインしかありませんでした。
そんな中で、「ワイン以外のお酒なら飲んでもいいだろう」と解釈した人が、ワインと同じ原材料のブドウを使って作ったお酒が「ラク」だといわれています。
ラクの飲み方・楽しみ方
ラクの基本的な飲み方は水割り。このときの水はよく冷えているものだと◎。細長いラク用のグラスでいただきます。
そして、水で割ったラクのお供にはチェイサーとして水が必須! ラクの水割りを口に含んだあと、さらに水を口に含んでから飲むのが本場トルコでのラクの楽しみ方です。
ラクは水で割ると白くなるので、別名”ライオンのミルク”と呼ばれ親しまれています。
食事と一緒にゆっくりいただくのがラクの楽しみ方で、日本でいうところの居酒屋である「メイハーネ」でいろんな種類の前菜と合わせるのが一般的。特に、メロンと白チーズを合わせるのが定番になっています。
トルコ料理は世界三大料理の一つで、とても美味しいものがたくさん! トルコ料理について詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。
知っておきたい!絶品トルコ料理の定番15選|ケバブ・サバサンド・フムスなど
また、トルコではお酒をちゃんぽんしません。1杯目にビールを頼んだら、最後までビールを飲むのがルールです。
カクテルにすると飲みやすくなる
水割りが苦手な方は、ラクをカクテルにしていただくのもおすすめ。シンプルに炭酸水で割れば爽快感が味わえます。
また、アニスの独特な風味はオレンジジュースやグレープフルーツとも相性がいいので、甘めの味が好きな方にはこちらがおすすめです。
まとめ
以上、トルコのお酒事情についてのまとめでした。トルコに行った際はぜひ、トルコのおいしい食事と共にお酒を楽しんでくださいね!
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