トルコのドライフルーツ
トルコのドライフルーツ
どうも、響です。
ドライフルーツが好きですか?また、よく食べますか?
トルコはドライフルーツが豊かな国です。今回はトルコのドライフルーツについてご紹介したいと思います。
ドライフルーツとは
ドライフルーツ(干し果物)は、果物を乾燥させたもの。
果実を天日や砂糖漬けなどで乾燥させるので、保存性が高い食品です。食品の腐敗を防いで、消費に適した状態に保ちながら、食品を長期間維持するのに役立ちます。
乾燥させるために、果実の水分を抜く方法は、「天日乾燥」「トレイ乾燥」「凍結乾燥」「真空マイクロ波乾燥」など、色々あります。
各方法にはそれぞれのメリットとデメリットがあり、乾燥方法は時期や果物によって異なります。
果物や野菜を乾燥することで細菌の増殖も防きますので、健康的ですね。
トルコのドライフルーツ製品について
トルコはさまざまなドライフルーツで恵まれている国。
トルコ産の「ドライフルーツ(干し果物)」および「ドライ野菜(干し野菜)」は有名で、世界市場においてドライフルーツの生産量は世界2位、ドライ野菜の生産量は世界9位にランクインしています。
トルコでの干し果物の輸出が年々、増える傾向にあります。現状、干しイチジク、干しはブドウ、干しはあんずの生産は、世界中で最も有名な国だと言えます。
また、2020年のデータによると、トルコ産のドライフルーツの総輸出量は400,000トンで、 乾燥野菜の総輸出量は21,000トンでした。
トルコのドライフルーツの作り方
トルコ生産のドライフルーツの作り方には、乾燥工程に進む前に、果物の選別、洗浄、皮むき、スライスなどの段階があります。
①乾燥をさせる工場に運ばれてくる原材料は、最初に選別され、種類と重量に応じて分類されます。
②その後、果物・野菜は、洗浄工程に送られます。洗浄後、皮むき工程を経て、スライス機に送られます。
③加工方法に応じて、スライサーで原材料を立方体またはスライスに変換します。スライス工程も完了すると、乾燥の準備が整います。
④製品は、乾燥施設で使用されている技術にもよりますが、約52℃で乾燥されます。乾燥する前に、果物が黒ずむのを防ぐためにレモンジュースまたは吸収酸で処理されます。
トルコのドライフルーツの種類
最も人気であるイチジク、あんず、ブドウに加え、パイナップル、オレンジ、ココナッツ、バナナなど手に入れるドライフルーツ種類が多様化しています。
ナス、トマト、ズッキーニ、オクラ、シシトウなどの干し野菜もよくみられ、よく料理に使われています。
干し果物も干し野菜も、スーパーや市場でよくみかけられ、ドライフルーツの専門店も多くありますので、トルコのどこでも購入することができます。
種類も多くあり、腐りにくいので、お土産として持って帰るのにおすすめですね。
トルコでのドライフルーツの使い方
種類がたくさんあるので、食べ方も色々だと言えます。
そのまま食べることが多いです。味が濃い干し果物が多いので、お菓子のように紅茶などと一緒によく食べます。
オスマン帝国の宮廷料理
果物とレシピによっては、トルコ料理にドライフルーツを使う時があります。
オスマン帝国時代も宮廷料理によく使用されていました。当時、ヨーロッパと同様に、アナトリア地方にはトマト・ピーマン・ジャガイモなどの野菜がなかったです。これらの野菜が各地方に紹介されたのは「アメリカ大陸の発見」の後に至る。
この理由により、オスマン帝国の料理に果物やドライフルーツが使われることが普通でした。
現在、トルコ人にも外国の方にもよく知られている「ムタンジャナ」という肉料理があります。14世紀のオスマン帝国から残ったレシピ。牛肉、ドライフルーツ(あんずなど)、ナッツを煮込んだ料理です。エイジングケアにも最適だと言われています!
トルコの食文化
現在のトルコでもドライフルーツが入っている料理がよく見られます。
トルコ料理
鍋料理や、オリーブオイルが使われる「ドルマ」という「ピーマンの米詰め」や「サルマ」といった「キャベツやブドウの葉で巻いた料理」などは、中身にお米が入っていますが、ドライフルーツや干し野菜もよく使われます。
トルコのデザートやスイーツ
また、料理以外にもデザートやスイーツにもよく使用されます。ケーキや甘いパンや、アシュレ(ノアの方舟に関する伝統的なデザート)などの伝統的なデザートでも干しブドウなどのドライフルーツは良く使われています。
更にドライフルーツから作られる飲み物もあります!名前は「ホシャフ」と言います。シロップ煮のような飲み物で、特に干しあんずや干しさくらんぼから作られるホシャフが定番となっています。
ドライフルーツの種類は多くあるので、家庭料理やデザートなど、「これが意外な味で美味しい!」と思わせるようないろいろなトルコ料理の場面で出てきます!
まとめ
トルコはドライフルーツの生産量も輸出量も多く、世界中で注目を集めています。
基本はイチジク、アンズとブドウがよく売られていますが、その他にもパイナップルなど様々なドライフルーツの種類があります。
味が濃くて、しっかりしているので、そのまま食べることも多く、料理やデザートの材料として使うことも少なくはありません。
昔から使われるからこそ、鍋料理や家庭料理など伝統的な料理に使われることが多いです。伝統的な食べ物であり、トルコのどこでも買うことができるので、お土産に最適です。
トルコのドライフルーツは日本でも売られているので、果物が好きな人におすすめです。
健康にも良く、お菓子の代わりにも食べられるので、ぜひ次のティータイムの時は試食してください!