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イスタンブールを訪れたら行っておきたい観光地5選
アジアとヨーロッパにまたがるトルコ最大の都市イスタンブールは、トルコの北西部に位置し、東洋と西洋の文化が入り混じった歴史ある美しい街並みの都市です。
ブルーモスクやトプカプ宮殿などの世界遺産はもちろん、世界三大美食とされるトルコ料理やハマム、ボスポラス海峡など見どころが満載のイスタンブール。
この記事では、イスタンブールのおすすめの観光地に加え、訪れる際に知っておきたい治安やお土産などの豆知識をご紹介します。
トプカプ宮殿博物館
世界遺産「トプカプ宮殿」は、ボスポラス海峡や金角湾、マルマラ海が臨める丘に建ち、約400年に渡りオスマン帝国皇帝の邸宅として使われた場所です。
博物館として内部に入ることができ、広大な敷地には4つの庭園や20を超える部屋があり、見どころ満載。
宝物館には目がくらむようなダイヤモンドやエメラルド、金銀財宝などオスマン帝国時代の栄華を物語る数々の宝物が展示されています。
日本の大奥にあたるハレムは、皇帝の正室や女官、女奴隷など女性ばかりが生活していた場所。
女性たちはここで、質の高い教育を受けていたとされています。
ハレムに入ったら決められたエリート家系の人の相手と結婚させられない限り、二度と外に出ることができませんでした。
豪華絢爛な宮殿の影で、このような自由を奪われた女性たちの生活が伺えるハレムは、いにしえの歴史を感じられるとても見ごたえのある場所です。
アヤソフィア・モスク
「アヤソフィア・モスク」は、東ローマ帝国の時代に建造されたキリスト教の教会です。
約500年間モスクとして使われていました。
オスマン帝国が滅亡した後は博物館となり、内部が公開されています。
教会とモスク双方の様子が見られる世界でもまれな建造物であり、外観、内部ともにとても美しく、中でも大ドームやキリスト教のモザイク画などは、当時の技術の最高傑作と評される、イスタンブールを代表する歴史的建造物のひとつです。
2020年7月に改めてモスクとなっています。
ブルーモスク
イスタンブール歴史地区を代表する世界遺産「ブルーモスク」。
スルタン・アフメト1世の名を取り「スルタンアフメト・モスク」と言います。
完成まで7年の歳月が費やされたブルーモスクは、6本のミナレットと青い屋根が特徴。
モスク内は、ステンドグラスと青いタイルで装飾されており、世界でもっとも美しいモスクのひとつとも言われています。
1616年に完成してから約400年間イスラム教の聖地とされ、今もなおお祈りするために訪れる人が多い場所です。
スレイマニエモスク
オスマン建築の最高傑作とされているのが「スレイマニエモスク」です。
オスマン帝国のスレイマン大帝の命によって、トルコが誇る大建築家ミマール・シナンによって建造されました。
スレイマニエモスクはイスタンブールの街を見下ろすように丘の上に建ち、オスマン帝国時代に建造されたモスクの中で最大規模と言われており、その存在感は圧倒的。
細かな模様が描かれたステンドグラスなど内部の装飾はとても美しく、見る者を魅了します。
オスマン帝国時代の栄華を身近に感じることができる歴史的建造物と言えるでしょう。
ドルマバフチェ宮殿
「ドルマバフチェ宮殿」は、イスタンブールの新市街地に建っており、ボスポラス海峡が臨める景観が美しい場所にあります。
オスマン帝国の31代皇帝により建造され、オスマン帝国が滅びるまでトプカプ宮殿に代わって王宮として使用されていました。
オスマン帝国の31代皇帝のスルタン・アブドゥルメジット1世により
その後、トルコ共和国になると大統領の執務室として使用され、初代大統領のアタチュルクはこの宮殿にて亡くなりました。
宮殿内は当時の状態で残されており、宮殿にある全ての時計は彼の亡くなった時間((09:05))で止まったままになっています。
黄金の装飾で覆われた壁や天井をはじめ、ヘレケ産の絨毯や世界最大級のバカラのシャンデリアなど、その豪華さは世界の中でもトップクラスです。
イスタンブールの歩き方
イスタンブールの観光をより楽しむためには、治安や天候など事前に情報を得ておくことが重要です。
安全対策や準備を万全にし、イスタンブール観光を楽しみましょう。
治安
外務省の危険情報によると、トルコの東部を除いたほとんどの地域は危険情報がでていませんが、イスタンブールに関しては「レベル1:十分注意してください」という表示になっています。
これは、2017年に発生したテロの影響によるものですが、このテロ事件以降、大きなテロは発生していません。
テロ以降トルコは国を挙げてセキュリティ対策に取り組んでおり、警備を強化するなど治安も悪くない状態となっています。
とはいえ、日本に比べると犯罪は多く、とくに観光客が気をつけたいのがスリや置き引き、ぼったくりや物売りなどです。
貴重品は必ず持ち歩く、人通りの少ない場所には行かないなど、基本的な安全対策を心掛けていれば、危険な目に合うことなく楽しい観光ができるでしょう。
天候
イスタンブールの1年の平均気温は東京とほぼ同じくらいです。
ただし、近年の地球温暖化の影響もあり、夏には猛暑が続いたり、冬には気温が氷点下にまで下がったりすることもあります。
イスタンブールにも日本と同様に四季があり、それぞれの季節の変化を楽しめるため、1年を通してベストシーズンと言えますが、とくに春から秋にかけて観光客が増える傾向にあります。
お土産
トルコのお土産として人気があるのが、ランプやキリムなどの雑貨です。
ビーズやガラス片を使ったモザイク模様が美しいトルコランプは、職人の手作りなのでひとつひとつ模様が異なり、お土産にもぴったりです。
青いガラスに目玉のような模様が特徴のナザールボンジュウは、魔除けとしてイスタンブールの人たちに親しまれているアイテム。
お手頃でかわいいデザインが多いのが特徴です。
トルコの伝統的な織物キリムは、絨毯サイズになると金額も高価になりますが、コースターやバッグなど小物もたくさんあるためお土産におすすめです。
イスタンブールの歴史
最後に、簡単にイスタンブールの歴史について解説しましょう。
イスタンブールは、紀元前7世紀にギリシア人によって植民都市ビザンティオンとして建設されました。
ローマ帝国領となってから、330年にコンスタンティヌス帝がこの地をローマ帝国の首都とし、都市名をコンスタンティノープルに変更。
第二のローマと言われる都市に発展しました。
395年にローマ帝国が東西に分裂した際、コンスタンティノープルを都として東ローマ帝国が誕生。
その後、476年により西ローマが滅亡し、東ローマ帝国がビザンティン帝国として呼ばれることになり、
イスラム勢力などに領土を侵されるなど脅威にさらされながらも、長く繫栄していきました。
1453年にオスマン帝国に征服されると、都市名をイスタンブールに改名。
トルコ共和国となった今でもトルコ最大の都市として多くの人が訪れる観光名所となっています。
イスタンブールは人生で一度は訪れたみたい観光地
古くから栄え、その歴史が色濃く残るイスタンブール。
観光スポットもたくさんあり、歴史ある美しい街並みは、写真で見るのではなく、一度は自分の足で訪れてみたい場所ばかりです。
トルコ専門旅行サイト「TOURQUA(ツアークア)」では、イスタンブール観光を楽しめるさまざまなプランを用意しています。
ぜひイスタンブールを訪れる際には利用してみてください。
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