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トルコの歴史的な建物!旅行したら見たいおすすめ10選
アジアとヨーロッパの文化が交差し、日本の約2倍の面積を有する「トルコ共和国」。
トルコは、複雑な歴史や文化・自然が複合した遺産に溢れた実に魅力的な国です。
本記事では、トルコ旅行の際にぜひ訪れていただきたい、歴史的な建物10選をご紹介。
トルコ旅行を計画中の方は、ぜひ参考になさってください。
トルコの歴史的な建物おすすめ10選
トルコ最大の都市であるイスタンブールや首都のアンカラ、リゾート地でも有名なエーゲ海沿岸エリアの保存状態良好な遺跡が堪能できる西部、中部に位置するアナトリア高原に広がる奇岩群、大自然のスケールに圧倒される東部…
トルコには17の文化遺産と2の複合遺産が存在し、世界遺産登録数は19ヵ所と2021年現在16位です。
歴史遺産や自然の作つくりだす奇景など、何度でも訪れたくなる見どころ満載のトルコ。
それでは、トルコ旅行するなら見ていただきたい、歴史的な建物の「おすすめ10選」を紹介していきましょう。
ブルーモスク(スルタンアフメット ジャーミィ)
オスマン帝国の栄華を象徴する6本の尖塔と、数万枚の青いタイルが敷き詰められた内装が特徴的なブルーモスク。
その見た目からブルーモスクと呼ばれていますが、正式名称は「スルタンアフメットモスク」で、スルタンアフメット1世により建立されました。
1609年から7年の歳月を経て建てられたモスクは、現在も敬虔なイスラム教徒の祈りの場として健在。
外観と内装を彩るタイル、光を受けて表情を変えるステンドグラスの美しさは、ぜひご覧になっていただきたい光景です。
アヤソフィア(アヤソフィア博物館)
アヤソフィアは、ローマ時代にコンスタンティヌス2世により建立されたキリスト教の教会でした。
それが大聖堂に拡張された後、オスマン帝国により陥落され、メフメット2世の手でイスラム教のモスクに改修されたのです。
聖堂内にあったキリスト教のフレスコ画は漆喰で塗り潰され、モスクを象徴する尖塔が建てられてその姿は一変。
現在では、漆喰の下に隠されていたフレスコ画とアラビア語で書かれたカリグラフィーが散見でき、この地ならではの歴史を感じられる建物として拝観することができます。
トプカプ宮殿
宮殿の門前に構えられていた大砲に由来して「トプ(=大砲)カプ(=門)宮殿」と呼ばれるようになった、オスマン帝国歴代スルタンの居城。
15~19世紀に渡り、オスマン帝国の中心地として1853年まで実際に使用されていました。
広大な敷地の中でも、君主スルタンの妻らが暮らしていたハレムはイズニックタイルや壁画の装飾が施され、当時の繁栄ぶりがうかがえる特に豪華な造りとなっています。
また、世界中から集められた秘宝を展示する宝物館が設けられるなど、帝国の強大な権力を感じられる宮殿です。
スレイマニエ・モスク
スレイマニエ・モスクは、オスマン帝国の黄金期に47年もの長期間在位したスレイマン1世の命により築かれた巨大複合建築群です。
モスクとそれを取り巻く建築群には、学校・図書館・公衆浴場・病院・商店といった1つの街さながらの施設が整えられており、天才建築家と称されるミマール・スィナンによって1550~1557年にかけて建設されました。
モスクの外観は、遠目からみてもその荘厳な様がうかがい知れます。
バシリカ・シスタン(インタンブル地下宮殿)
こちらは地下宮殿と呼ばれていますが、実際には4~6世紀にかけて造られた貯水池です。
長さ140m×幅70m×高さ8mの広さの内部は、コリント様式の大理石円柱によって支えられており、水道橋より引いた水を宮殿や周辺地域に供給していました。
トプカプ宮殿におけるスルタンの贅を尽くした生活も、この貯水池があったからこそ成り立っていたものです。
近年は、映画の撮影場所としても使用されています。
ガラタ塔
ガラタ塔の歴史は、528年に灯台としてスタート。
その後1204年に十字軍に破壊されますが、1348年にはジェノバ人によってベネチアなどからの攻撃に備える監視塔として再建されました。
クラシックな外観のガラタ塔はカラキョイ地区の丘にある石造りの塔で、イスタンブール新市街地のシンボル的な存在です。
塔は高さ66.9mの9階建てで、地上53mの最上階展望テラスからは金角湾やボスポラス海峡、イスタンブールの旧市街地から新市街地までを見渡すことができます。
ドルマバフチェ宮殿
19世紀中頃、アブドゥルメジット1世により建てられたドルマバフチェ宮殿は、全長600m、総面積1万5,000平方メートルにもおよぶ大宮殿です。
ボスポラス海峡のヨーロッパ側に位置し、大理石を用いた宮殿は、バロック・オスマン両者を落とし込んだ建築様式となっています。
4.5tの巨大シャンデリアや美術工芸品が彩る広間は非常にきらびやかで、芸術的価値の高いものが所せましと飾られている宮殿内は圧巻です。
エフェソス
エーゲ海沿岸に位置し、海上交通の要所・小アジアの港湾都市として発展したエフェソスには、約30万人が生活していたといわれます。
エフェソス遺跡は保存状態が良好であり、ヘレニズムからローマ時代の貴重な遺跡を多数見ることができます。
特に有名なのは「ケルスス図書館」。
16本の円柱によって支えられる2階建ての館内に1万2,000もの書物を所蔵していた大規模図書館です。
ペルガモンとその重層的な文化的景観
アレクサンダー大王の死後、リュシマコスとフィレタイオスによって築かれたペルガモン王国。
ペルガモン全体を見下ろすことが可能な「アクロポリス」は、自然の地形を利用した傾斜のある劇場で、そこからの眺めは絶景です。
古代都市ペルガモンは謎の多い遺跡で、ローマ時代の重要な建物なども確認されていますが、広さ約6キロ平方メートに対してその2~3%しか発掘されていません。
クサントス・レトーン
トルコ南部、古代リキアの中心地であるクサントスと聖なる地のレトーンは、ギリシャ神話にも登場する当時の生活や信仰が感じられる遺跡です。
クサントスといえば「ハーピーの墓」が有名で、箱形の墓台に半人半鳥の女性を模したレリーフが備わったもののことをいいます。
クサントスから約4kmにあるレトーンは、女神レトに由来する名で、太陽神アポロンや豊穣神アルテミスに関連するリキアの信仰の中心となる神聖な地だと言い伝えられています。
まとめ
本記事では、トルコ旅行に出かけたら見ていただきたい、歴史的な建物10スポットをご紹介しました。
トルコは、アジアとヨーロッパを結ぶという環境下で特殊な文化を築いてきた国です。
自然と文化が融合する壮大なスケールの歴史的建造物は、この地だからこそ見られるレアな存在。
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