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トルコの首都「アンカラ」おすすめ観光スポット7選
アジアとヨーロッパにまたがって国土を有しているトルコ。
アジアとヨーロッパをつなぐ「架け橋」とも呼ばれています。
トルコの観光地といえば、最大の都市イスタンブールを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、首都はアンカラです。
今回はトルコの首都アンカラに焦点をあて、おすすめ観光スポットをご紹介していきます。
トルコの首都アンカラのおすすめ観光スポット
おすすめスポットの紹介の前に、トルコの首都アンカラについて簡単に説明しておきましょう。
アンカラはイスタンブールに続く人口を誇るトルコ第二の都市であり、1923年に首都となりました。
イスタンブールよりも内陸に位置し、アクセスの良いエリアです。
国連の統計によると、トルコの世界の外国人旅行客数は2019年では世界6位となっており、観光客も多く訪れていることがわかります。
アンカラにも魅力満載の観光スポットがあり、訪れる人を魅了しているのです。
早速、アンカラで有名な観光スポットをご紹介していきましょう。
アタテュルク廟
アンカラ市内の高台にそびえるアタテュルク廟は「トルコ建国の父」と呼ばれる、トルコ初代大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルクの霊廟です。
世界各国からの観光客はもちろん、トルコ国民がお参りに来る場所でもあります。
併設されている博物館では、トルコの歴史を紹介する他、アタテュルクの直筆書や彼が好んだ品々、各国からの贈答品等が展示されています。
建物は1953年に建築され、古代と現代の建築様式を融合させた、トルコを代表する建築物としても有名です。
一定時間ごとに行われる衛兵の交替式も見応えがあり、観光客からの注目を集めています。
アナトリア文明博物館
アンカラ城の近くに位置し、ヒッタイト王国時代を中心に旧石器時代からローマ時代までを網羅した遺物を展示しています。
時代ごとに部屋が区分けされており、わかりやすく見聞できるのも特徴です。
文明の発祥であるアナトリアの歴史について見識が深まる博物館といえるでしょう。
アンカラ城
アナトリア文明博物館のある場所からさらに登っていくと、アンカラ屈指の観光スポットであるアンカラ城が見えてきます。
アンカラ城はアンカラでも非常に古い建築物であり、ガラテヤ人により建設が始められました。
現在も外壁と内壁が残っており、観光の際は城壁に登ることも可能です。
城壁からはアンカラ市内の絶景が見渡せ、訪れる観光客に感動を与えています。
アンカラ城のあるウルス地区一帯は、アンカラでも古い地区です。
そのため、伝統的な建物も多く、最近ではこの古い建物を修復し、レストランやホテル、お土産物屋として営業しています。
観光客はもちろん、地元の人々にも親しまれているエリアです。
アウグストゥス神殿
旧市街のウルス地区にあるアウグストゥス神殿は、ガラテア人の王であったピラメネスが、初代ローマ皇帝のアウグストゥスを祀る目的で建てた神殿です。
壁面には、アウグストゥスの業績、生き様がギリシャ語とラテン語を用いて刻まれています。
現在は、二枚の巨壁が残っており、歴史を感じることができる観光スポットでしょう。
ローマ浴場跡
ある映画でも「ローマ人はお風呂好きだった」ということが有名になりました。
アンカラのウルス地区でも、3世紀にカラカラ帝がつくった大規模なローマ浴場跡を見ることができます。
冷浴室やサウナをはじめ、脱衣所やゲームセンターのような遊技場まで完備してあり、充実の施設でした。
500年程使用されていた頑丈な建物でしたが、現在は基礎部分と建物の一部しか残っていません。
コジャテペ・モスク
さまざまなモスクのなかでも巨大なモスクで、収容人数は最大で24,000人です。
オスマン古典様式で約20年かけて建てられており、4つのミナレットで構成されています。
内装は実に華麗です。
窓は大理石や色とりどりのガラスが埋め込まれ、床には赤じゅうたんが敷かれています。
天井にはシャンデリアも設置されており、美しい空間に浸れるでしょう。
モスクは一般公開されており、自由に拝観できるので観光にも取り入れたいスポットです。
ハジュ・バイラム・ジャーミィ
アウグストゥス神殿の隣に位置するハジュ・バイラムは、15世紀にセルジュク様式で建てられた木造のジャーミィ(モスク)です。
ジャーミィの隣にある墓地に眠るハジュ・バイラム・ヴェリの霊廟として建設されました。
控えめなつくりですが、ステンドグラスが施された窓や木製の天井は見ごたえがあります。
トルコの首都はアンカラ!イスタンブールではない
トルコといえば、最大の都市イスタンブールの名が知れており、トルコの首都はイスタンブールだと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
イスタンブールが経済や観光をけん引する大都市であることは変わりませんが、実は、アンカラが首都なのです。
ボスパラス海峡をはさみ、アジアとヨーロッパの両大陸に属しているイスタンブールですが、アンカラはトルコの内陸中心部にある都市です。
アンカラが首都に選ばれた理由はいくつかあります。
トルコのほぼ中心に位置すること、鉄道網が張り巡らされアクセスが良好なことなどが挙げられます。
オスマン帝国の旧体制から脱却し、アタテュルクによる新体制を世界に広めようと新たにアンカラを首都に置いたという説もあるのです。
アンカラの気候
トルコは東西に広がる国土で標高差もあることから、エリアにより気候に差があります。
アンカラには日本と同様に四季があり、春夏秋冬を感じることができるでしょう。
比較的雨量は少なく、夏は日差しが強いとはいえ湿度が低いため過ごしやすい気候です。
平均気温は春が10℃台前半、夏は20℃台前半、秋も10℃台前半、冬はO度前後になるでしょう。
したがって、春から秋のシーズンがアンカラを訪れるには適した気候ではないでしょうか。
アンカラの治安
トルコは親日国としても有名ですが、実際の治安は良いのでしょうか。
トルコは世界各国から観光客が訪れる観光大国です。
そのため、大まかにいえばアンカラの治安は悪くはないといえます。
とはいえ、凶悪犯罪の発生率は日本よりは高めです。
テロや最新の治安情報をチェックし、安全を確認のうえ旅行に出かけると、より安心でしょう。
他の国への旅行も同様ですが、現地を訪れた際は貴重品を離さず、むやみに一人で出歩かないといったことに気をつけて行動することが大切です。
まとめ
トルコではイスタンブールが有名ですが、アンカラも歴史ある建造物や見どころの多い観光地がある都市です。
比較的過ごしやすい春から秋ごろが旅行にはおすすめのシーズンといえるでしょう。
標高が高い地もあるアンカラは、絶景を目にすることもできます。
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トルコの歴史に触れつつ、絶景に癒やされるアンカラの旅をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
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