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世界三大料理の認定基準は?それぞれの特徴とおすすめ料理

世界三大夜景や世界三大珍味など、世界三大○○というのはよく聞きますよね。

では、「世界三大料理」にはどこの国の料理が選ばれているか、ご存じでしょうか。

今回は、世界三大料理について、その国や料理の内容だけでなくどのように“世界三大”に選ばれているのかをご紹介していきましょう。

世界の国々の料理を食べるのがちょっと楽しくなるかもしれませんよ。

世界三大料理とは?認定基準は何?

世界三大料理には、フランス料理・中華料理・トルコ料理の三つが選ばれています。

フランス料理はよくホテルでも振る舞われていて、コース料理などでも馴染みのある料理です。

中華料理はチェーン店もあり、比較的リーズナブルに楽しめる人気の料理でもありますよね。

しかし、トルコ料理はあまり知らない…という人もいるのではないでしょうか。

じつは、世界三大料理=世界で人気のある料理ではありません。

世界三大料理に選ばれる基準は単に美味しい、人気ということではなく、次のような認定基準があると言われています。

  • 宮廷料理として発展した
  • 他国の料理への影響力が大きかった

諸説ありますが、ヨーロッパの料理研究家たちがこのような歴史的背景をもとに決めたという説が有力です。

現代の知名度や人気と一致しないのは、かなり昔に決められたものだからというところは大きいでしょう。

中華料理の特徴

中華料理の特徴は、数千年もの歴史を持ち、多様な食材を用いるということ。

もちろん長い歴史の中で宮廷料理として発展した側面も持っています。

地域ごとに大きく分けて北京・上海・広東・四川料理の4種類あることでも知られていますね。

北京料理は塩辛く濃い味付けが特徴。

歴代中国王朝の首都だったことから、家庭料理と宮廷料理の二つの顔を持っています。

上海料理は甘みを生かした料理で、淡白な味付けが多いようです。

広東料理は薄めの味付けで素材の味を活かしており、海産物の旨味を取り入れた料理が豊富。

四川料理は辛さが特徴で、香辛料が多く使われています。

代表的な食材

中華料理の食材を地域ごとに見ていきましょう。

  • 北京料理:北部の地域であることから、米や魚よりも小麦粉や肉類を多く使います。
  • 上海料理:海に面した地域柄、海産物を使った料理が多く、砂糖・醤油・黒酢といった調味料を多用します。
  • 広東料理:海が近いため、高級食材であるフカヒレやアワビ、ツバメの巣などの海産物を使うことが多く、オイスターソース、アワビソースといった高級ソースも使われるのが特徴です。
  • 四川料理:内陸部であることから海産物はあまり使われず、豚・鶏・米・大豆などが多用され、唐辛子・花椒(華北山椒)・三椒(胡椒)も多く用いられます。

代表的な料理

代表的な中華料理には次のようなものが挙げられます。

  • 北京料理:北京ダック・ジャージャー麵・水餃子・杏仁豆腐など
  • 上海料理:八宝菜・小籠包・ワンタン・上海蟹など
  • 広東料理:シュウマイ・エビ蒸し餃子・チャーシュー・酢豚・ワンタン麺・フカヒレスープ・海鮮チャーハンなど
  • 四川料理:麻婆豆腐・酸辣湯(サンラータン)・エビチリ・担々麺など

日本では広東料理が広く普及しているとも言われますが、どの地域にもよく知っている料理が見られますね。

フランス料理の特徴

フランス料理の特徴は、味はもちろん盛り付けや彩りにまでこだわり、美しさがあるということ。

ソースの使い方が巧みで、素材と上手く組み合わせて味に奥行きをもたらしたり、お皿への添え方で見栄えをアップさせたりします。

コース料理の順番はオードブル・スープ・魚料理・肉料理・デザートが基本。

お店によっては数種類のオードブルやデザートが振る舞われたり、肉料理の前にシャーベットで口直ししたりする場合もあります。

代表的な食材

【200字程度】
ここでは、フランス料理の食材を見ていきましょう。

フランス料理では珍味がよく用いられます。

フォアグラ・エスカルゴ・トリュフなどはよく聞く食材で、食べたことがある人も多いのではないでしょうか。

また、カエルやジビエ(野生動物の肉)も上手に調理して料理に取り入れられています。

日本では食材としての馴染みが薄い子牛や羊の心臓、子羊の脳みそも使われます。

聞くとちょっと驚くような食材も、工夫を凝らして美味しく食べられるよう仕上げられているんですね。

代表的な料理

【200字程度】
代表的なフランス料理には次のようなものが挙げられます。

コンソメスープ・テリーヌ・ポトフ・カスレ(白いんげん豆と肉の煮込み)、パテなど。

華やかなスイーツでも、カヌレ・ガレット・マドレーヌ・マカロンなど馴染みのあるものが多くあります。

日本でよく食べられているものが多いですね。

トルコ料理の特徴

トルコ料理の特徴
トルコ料理の特徴は、羊肉を使った料理が多く、調味料としてオリーブオイルやヨーグルト、香辛料もよく使われるということ。

シルクロードが通っていたことから、アジアからヨーロッパまでの広範囲の香辛料や料理方法が伝わりました。

そのおかげで、バリエーション豊かな料理に発展していったと言われています。

代表的な食材

トルコ料理で使われる食材にはどのようなものがあるでしょうか。

メインディッシュによく使われるのは羊肉で、羊の出汁も料理に用いられます。

地中海に面していることから、魚介類も豊富。

オリーブやナッツの名産地でもあるため、料理での活躍シーンも多く見られます。

香辛料の種類が実に豊富で、コショウ・コリアンダー・クミン・パプリカなどが用いられているようです。

また、トルコはヨーグルト発祥の国であり、世界一の消費量を誇る国でもあります。

そのまま食べるのはもちろん、料理にも多く登場しますよ。

代表的な料理

代表的なトルコ料理には次のようなものがあります。

トルコ料理でまず名前が挙がるのは、ケバブ

くし刺しのシシケバブやひき肉を使ったアダナケバブ、塊をあぶり、削ぎ落しながら食べるドルネケバブなど種類が豊富です。

また、日本でも徐々に浸透しつつあるサバサンド(バルック・エキメッキ)はトルコの首都イスタンブールの名物となっていますよ。

デザートで有名なのはドンドゥルマ(トルコアイス)です。

中でもマラシュ・ドンドゥルマスと呼ばれるアイスは面白いほどよく伸びるアイスとして日本でも知名度が高い、トルコ料理の一つです。

意外!実はトルコが発祥のおなじみ料理

意外!実はトルコが発祥のおなじみ料理
世界三大料理のなかでも、トルコ料理は日本人に馴染みのある料理はあまり多くはありません。

しかし、身近な食べ物のなかにはトルコ発祥というものも多くあるんですよ。

ピラフ

米料理も多いトルコでは、ピラウと呼ばれる炊き込みご飯があります。

実はこれが日本で言うピラフで、トルコ語のピラウが語源となっています。

エビピラフをはじめ洋風なイメージが強いピラフですが、“アラブ風炊き込みご飯”なんですね。

ロールキャベツ

トルコの伝統料理の一つにドルマと呼ばれるものがあります。

ドルマは“詰め物”を意味しますが、米などを野菜に詰めたり葉物で巻いたりした料理を総じてドルマと呼ぶそうです。

日本の煮込み料理の定番であるロールキャベツも、このドルマにルーツがあると言われているんですよ。

ヨーグルト

商品名にもなっているためブルガリアやギリシャのイメージが強いヨーグルトですが、これも実はトルコ発祥

トルコの遊牧民が作った食べ物で、トルコ語のヨーウルトに由来するそうです。

日本ではデザートが定番ですが、トルコではサラダやスープ、ソースなどでも欠かせない万能な食材となっています。

世界三大料理の一つ、トルコ料理を食べに行こう!

世界三大料理の一つに選ばれるだけの歴史を持つトルコ。

トルコ料理は馴染みがないかも…と思っていた人も、日本の料理にもトルコをルーツとしている料理があったとわかると親近感が湧いてきたのではないでしょうか。

有名なケバブやトルコアイスのほかにも、トルコには魅力的な食べ物がたくさんありますよ。

世界三大料理のトルコ料理を食べに、トルコを訪れてみませんか?

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お好みのエリアや誰と行くか、目的別のプランもご案内しているので、トルコにちょっと興味がわいてきたという人はぜひ覗いてみてくださいね。

運営者情報

監修・運営会社
ターコイズ株式会社(TOURQUA)
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