文化
おしゃれなトルコ雑貨を買うには?お土産にもおすすめ
ヨーロッパとアジアの文化が混ざりあったような独特の美しさを放つトルコ雑貨。
ランプや陶器など、さまざまな種類があり、旅行の際のお土産やプレゼントとしても人気があります。
そこで今回は、おしゃれなトルコ雑貨が買えるおすすめショップをご紹介しましょう。
また、人気のトルコ雑貨にはどんな種類があるのか、代表的なアイテムもまとめたので、購入時の参考にしてみてください。
代表的なトルコ雑貨
まずは、トルコ雑貨にはどんな種類があるのか、代表的なアイテムをご紹介しましょう。
トルコランプ
色鮮やかな見た目が特徴のトルコランプは、オスマン帝国時代からモスクや宮殿などで広く使用されていたトルコの伝統的なアイテムです。
その原型となったのは、モスクの天井に設置されていた白いシンプルなガラス製ランプに色をつけたものだと言われています。
その後、ビーズやモザイクガラスが施されるようになり、現代のような華やかなデザインになったのだとか。
そんなトルコランプ、カラフルでエキゾチックな見た目の美しさはもちろん、明かりをともした際の幻想的な印影も魅力のひとつです。
カラーや装飾によって違った印影が放たれ、お部屋をおしゃれに彩ってくれます。
本場の職人が作ったトルコランプは、ひとつひとつ手作りされることがほとんどで、同じ装飾がひとつとしてなく、希少性がある点も人気を集めている理由のひとつかもしれませんね。
トルコキリム
トルコキリムは、遊牧民が生み出した平織物のことを言います。
敷物をはじめテント布や収納道具として古くから親しまれてきました。
このトルコキリムを使ったお土産では、絨毯やクッションカバー、スリッパといったインテリア雑貨や、バッグなどの小物類が代表的。
温かみのある鮮やかな色合いと毛足が無いのが特徴。
キリムの模様には、それぞれ意味が込められていると言われており、先祖代々受け継がれてきた伝統的な模様も存在しています。
そんな歴史あるキリムは、作られた年代によって呼び名が異なるため、ご紹介しておきましょう。
100年以上前に作られたアイテムは「アンティークキリム」、40~100年間につくられたものは「オールドキリム」と呼び、年代が古ければ古いほど高価な傾向。
これらのものよりも作られた年代が新しいキリムを「ニューキリム」と呼びます。
風合いやデザインなどがそれぞれの年代によって異なるため、じっくり見比べてお気に入りのトルコキリムを見つけてくださいね。
オヤ
オヤは、トルコの女性たちがよく身に着けているスカーフの縁につける装飾品。
ビーズやレースなどさまざまなモチーフがあり、スカーフだけでなくアクセサリーにも使用されているアイテムです。
オスマン帝国時代より脈々と受け継がれてきた伝統手芸のひとつであるオヤをつけたスカーフなどは、トルコの代表的な嫁入り道具でもあります。
モチーフによって悲しみや喜びといった、何かしらの意味を表しているアイテムもあり、意思疎通の手段としても活用されていたそうです。
そんなオヤ、かぎ針で編まれたものを「トゥーオヤ」、縫い針を使って編んだものを「イーネオヤ」、ヘアピンで編んだものは「フィルケテオヤ」と呼び、いろいろな種類があります。
ほかにもシャトルで編んだ「メキッキオヤ」や、ビーズを施した「ボンジュクオヤ」なども代表的。
繊細で華奢なデザインが人気を集めているトルコ雑貨です。
ハマム
トルコの人気観光スポットであるハマムは、日本で言う公衆浴場。
日本の温泉や銭湯のように湯船はなく、50℃近い温度とたっぷりの湿度を保った室内にある大理石に寝そべって体を温める、岩盤浴のようなスポットです。
入浴時には垢すり師がつき、体を洗ってもらうのが定番。
そんなハマムに関連したグッズも、トルコ雑貨として人気があります。
湿度と気温が高いハマムで流した汗を拭きとる際に使われるペシテマルと言われるタオルや石鹸などが代表的。
ペシテマルは、肌触りがよくシーツや赤ちゃんのおくるみとしても活用できる万能アイテム。
さまざまな柄があるのも魅力的なポイントです。
石鹸は種類が豊富なことでも有名で、現地ではヤギのミルクやアーモンド、オリーブオイル、バラやラベンダーなど自然の成分を配合した色とりどりの商品が販売されています。
どれも香りがよく、おしゃれな見た目も特徴のひとつ。
石鹸は小ぶりでバリエーション豊富なため、ばら撒き用のお土産としても重宝する人気アイテムです。
陶器
唐草模様や幾何学模様、チューリップやカーネーションなど、カラフルで色鮮やかな模様が描かれた陶器も、トルコ雑貨の代表的なアイテム。
もともとは、華やかな装飾を施したイズニックタイルと呼ばれる陶器のタイルを建造物に施して装飾していましたが、17世紀ごろに食器や花瓶などにも応用されるようになり、お土産品として人気になっていったそうです。
トルコの陶器は、イズニック陶器と呼ばれることもあり、多彩な模様とユニークなフォルムが特徴的。
モスクの壁に描かれているアラビア文字をモチーフにしたものや、トルコの国花であるチューリップが描かれたものなど、現地の魅力が感じられる模様も多数あります。
大小さまざまなサイズのイズニック陶器があるため、好みや用途に合わせて選んでみてください。
トルコ雑貨を買うなら
エキゾチックでカラフルな独特の美しさをもつトルコ雑貨。いったいどこで手に入れられるのか、代表的なおすすめスポットをご紹介します。
グランドバザール【トルコ】
トルコ雑貨が買える代表的なスポットと言えば、やっぱり「グランドバザール」。
トルコの人気観光都市のひとつであるイスタンブールの旧市街にある大きな市場です。
現地では屋根つき市場という意味の「カパル・チャルシュ」と呼ばれ親しまれているスポット。
およそ3ヘクタールの敷地に4,000軒以上の商店が立ち並び、トルコ土産を存分に吟味できる人気観光地です。
トルコランプやトルコキリムなど、トルコを代表する魅力的なアイテムが所狭しと並べられ、見ているだけでも楽しくなれるような場所。
値札がついていない商品も多く、値段交渉もショッピングの楽しみのひとつです。
グランドバザールは、トルコ旅行へいったら一度は訪れたい定番スポット。
そんな現地ならではの活気と美しい本場のアイテムを手に取ってみたい方は、トルコ専門の旅行サイト「TOURQUA(ツアークア)」をチェックしてみてください。
現地スタッフが企画した充実したツアー内容や現地にある支店に24時間日本語対応してもらえるなど、安心して旅行を楽しめるポイントが満載。
オーダーメイドツアーもあるため、グランドバザールを訪れる計画を盛り込んだトルコ旅行も実現できますよ。
東京ジャーミィ・トルコ文化センター【代々木上原】
「東京ジャーミィ・トルコ文化センター」は東京都の代々木上原駅近くにある、日本最大級のモスク。
イスラム教の施設ですが、イスラム教徒でない方でも見学が可能です。
トルコから運んできた調度品や建築材料を使用した美しい内装や外観が見どころのひとつ。
実際に礼拝を行う礼拝堂や応接間などを見学するガイドツアーが開催されることもあります。
そんな「東京ジャーミィ・トルコ文化センター」には、トルコ雑貨やトルコ食材などが購入できるハラールマーケットを完備。
日本にいながらトルコ雑貨を存分に見ることができ、気に入ったものがあれば購入することができます。
ちょっとした旅行気分が味わえるのもおすすめポイントです。
トルコ雑貨を買うときは銅製を選ぶ
トルコ雑貨を購入する際に注意したいのが、その素材です。
湿気の少ないトルコに比べて、日本は湿気が多い気候。
そのため、せっかく現地などで購入した鉄製のトルコ雑貨が、日本に持ち帰ったことで錆びてしまうケースが多くあります。
特に、鉄製で作られることが多いトルコランプには注意しましょう。
磁石などを使って、鉄製がどうか確かめてから購入し、錆びにくいアイテムを選んでくださいね。
まとめ
トルコ雑貨はエキゾチックで幻想的な気分に浸れるアイテムばかり。
お部屋にトルコ雑貨があるだけで、ちょっとした旅行気分を味わうこともできます。
トルコ旅行に行った際は、グランドバザールなどでその美しいトルコ雑貨を手に入れてみてくださいね。
トルコに行けなくても、「東京ジャーミィ・トルコ文化センター」のように、日本でも実際に手に取って見られるスポットもあるので、ぜひお出かけしてお気に入りのトルコ雑貨を見つけましょう。
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